県教委:講師ら3人、酒気帯びや学生への暴行で懲戒処分 /熊本
毎日新聞 2010年3月3日 地方版
県教委は2日、酒気帯びや無免許運転で摘発され、校長に報告しなかった臨時教員を懲戒免職にするなど、2件3人を懲戒処分にしたと発表した。09年度の懲戒処分は14件、免職は6人目。
免職になったのは大津高の臨時教員、恵洋貴講師(33)。09年12月6日午前8時半ごろ、熊本市水道町で警察の呼気検査を受け、呼気1リットルあたり0・18ミリグラムのアルコールが検出された酒気帯び運転の罪で、熊本簡裁で罰金30万円の略式命令を受けた。前夜の教職員の懇親会で午前0時ごろまでビールやウイスキーなど計11杯を飲み、駐車場で仮眠をとっていた。恵講師は学校に報告をせず、免許停止になった後も時々車で出勤していたが、2月4日に無免許運転で摘発されたため学校に辞職願を出した。この時も速度違反とうその報告をしていた。校長(57)を管理監督責任で戒告処分にした。
また阿蘇市郡の高校で柔道部監督を務めていた男性教諭(39)を戒告処分にした。教諭は09年5月、福岡県内の私立大であった柔道部の合同合宿で、自分の学校の女子生徒が乱取り練習中に相手の女子大学生にけられたことに腹を立て、大学生の腹をけるなどしたとして今年1月、暴行罪で罰金10万円の略式命令を受けた。【結城かほる】