飲酒運転:県立高職員を検挙 県教委が処分検討 /山梨
2010年3月29日11時15分配信 毎日新聞
県教委は28日、県立山梨高(山梨市上神内川)の鷹野一晴事務長(59)=中央市=が27日に道交法違反(酒気帯び運転)で南甲府署に検挙されたと発表した。
県教委総務課によると鷹野事務長は同日午前中、自宅近くの畑で農作業をしながら缶入りの発泡酒2本(計700ミリリットル)を飲み、午後3時40分ごろ、乗用車で市内の知人宅へ向かう途中、脱輪事故を起こした。その際、頭を打って近くの病院に運ばれ、同署の調べで呼気から基準を超えるアルコールが検出された。鷹野事務長は「申し訳ないことをした」と話しているという。
県教委は今後、鷹野事務長から詳しく事情を聴いた上で処分を検討する。
県教委職員の酒気帯び運転に対する処分は懲戒免職が原則だが、26日に県人事委員会は酒気帯び運転で懲戒免職となった県立かえで支援学校の男性教諭の処分を停職6カ月に軽減する裁決を出し、県教委も原則の見直しを表明した。28日午後に記者会見した鷹野勝己・県教委総務課長は「現時点では、方針は以前のままなので、原則に基づくと思う」と話した。【春増翔太】
3月29日朝刊