<福岡脅迫教諭>久留米市教委が懲戒免職 有罪判決受け

<福岡脅迫教諭>久留米市教委が懲戒免職 有罪判決受け
2010年4月28日10時32分配信 毎日新聞

 福岡県久留米市で生徒の父親を差別中傷する文書を送り付けたとして脅迫罪に問われ、27日に有罪判決を受けた高校教諭、吉田威被告(37)=同県うきは市浮羽町=について、久留米市教委は同日付で懲戒免職処分にした。

 同日夜会見した堤正則教育長は「教職員が起こした重大行為で、心痛や不安を受けられた被害者やご家族、市民の皆様におわび申し上げます」と改めて謝罪した。その上で、教職員に対する人権同和教育の不十分さがあったことを認めた。

 福岡地裁久留米支部(長倉哲夫裁判官)の判決によると、吉田被告は昨年2月、指導を巡ってトラブルになった生徒の父親に恨みを募らせ、同年9〜10月に計5回、同和地区出身であることを中傷し「死んでしまえ」などと書いた封書やはがきを送り脅迫。懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)の判決を受けた。【丸山宗一郎】

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