元教諭の懲戒免職処分取り消し命じた判決で県が控訴/神奈川
2010年5月11日20時30分配信 カナロコ
飲酒運転を理由とした懲戒免職処分は裁量権の逸脱乱用に当たるとして、元教諭が県を訴えていた訴訟で、県側は11日までに、元教諭の訴えを認めて処分の取り消しを命じた横浜地裁判決を不服として、東京高裁に控訴した。同日の県教育委員会5月定例会で明らかにした。
県教委は控訴理由について「処分は適法かつ妥当なもので、地裁の判決には誤りがある」とした。
また定例会では、旧県立神田高校の不適正入試問題で、外見などを理由に不合格とされた元受験生の被害者1人が、県教委との和解に応じることも明らかになった。今回の1人を含めると、和解が成立したのは被害者22人のうち21人。18日開会の県議会第2回定例会に提案される。