携帯で殴る、つまようじで刺す…修学旅行で生徒にけが 法政大中高元教諭ら書類送検
2010年5月11日12時55分配信 産経新聞
法政大学中学高等学校(東京都三鷹市)の男性教諭2人が今年1月、修学旅行先の北海道で男子生徒2人に暴行を加えて負傷させた問題で、警視庁杉並署は11日、傷害や暴行などの疑いで、同校の体育科元教諭の男(28)と、国語科元教諭の男(35)=いずれも懲戒解雇=を書類送検した。同署によると、2人は「指導に行き過ぎがあった」と容疑を認めている。
同署の調べによると、体育科の元教諭は今年1月16、17日、北海道新得町のホテルで、当時高校2年だった男子生徒(17)2人の頭を手や携帯電話で殴り2〜3週間のけがを負わせたほか、2人の携帯電話やゲーム機を破壊。国語科の元教諭は同じ生徒2人の髪の毛をはさみで切った疑いが持たれている。
同署や同校によると、元教諭2人は生徒が規則を破り、旅行先に携帯電話やゲーム機を持ち込んだことに腹を立て、「生徒指導」として暴行したという。
同校によると、元教諭は負傷した2人を含め計9人に暴行。正座した生徒の頭に水をかけ、ひざの上に食事用トレーを重ねて載せ、しびれた足をつまようじで刺す体罰も加えたという。