不正会計処理:市立中男性教諭、OA機器納入元偽る 業者が市に上乗せ請求 /千葉

不正会計処理:市立中男性教諭、OA機器納入元偽る 業者が市に上乗せ請求 /千葉
2010年5月13日11時41分配信 毎日新聞

 千葉市は12日、市立中学校の情報担当の男性教諭が、授業用のパソコンなどのOA機器を家電量販店で購入しながら、出入りの文房具業者から納入されたことにして会計処理していたことが分かったと発表した。業者は約25%を上乗せして市に請求していたという。
 市教委によると、この教諭は05〜08年度に計7回、家電量販店で立て替え払いした代金計約78万円を文房具業者から受領。業者は市に手数料を上乗せした約98万円を請求し、支払いを受けていた。男性教諭は「急ぎで必要な物で、安くなると思ってやった。こんなに手数料を上乗せされているとは知らなかった」と釈明しているという。業者は「交通費からみると、それほどもうかっていない」と話しているという。
 市は、購入物品が特定できない約3万円分を加算した計約23万円を教諭や校長らに返還させ、処分する方針。【斎藤有香】

5月13日朝刊

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