男性元高校教諭に懲役2年6カ月求刑
2010年05月22日 朝日新聞
◆盗撮などで◆
勤務する学校の女子トイレに侵入して盗撮をしたり、女子高生にみだらな行為をしたりしたとして、建造物侵入や県青少年健全育成条例違反などの罪に問われている元開星高校教諭の河合宣和被告(33)=松江市古志原2丁目=の初公判が21日、松江地裁(吉井隆平裁判官)であった。河合被告は起訴内容を認め、検察は懲役2年6カ月を求刑した。判決は31日の予定。
起訴状などによると、河合被告は今年3月、学校の女子トイレに侵入してビデオカメラを置き、盗撮した。2008年8月には、インターネットのゲームサイトで知り合った県内の女子高生(当時16)が18歳未満と知りながら、みだらな行為をしたとされる。
検察側は盗撮行為が50回あったことなどを指摘。「常習性が顕著で、被害者らの受けた傷は癒えない」などと主張。弁護側は「愚かな行為と深く反省し、勤務先を懲戒解雇されて社会的制裁も受けている」と訴えた。(小林一茂)