<名古屋市教委裏金>懲戒免、新たに3人…横領は9校7人に
2010年5月29日2時54分配信 毎日新聞
河村たかし名古屋市長の指示で09年から行われた裏金調査で、市教委は28日、新たに市立学校事務職員3人を横領の疑いで懲戒免職処分にしたと発表。市教委はこれで一連の調査を終結。横領は9校7人で計482万7100円、預け金などの不適正経理は1課153校で7308万1191円に上り、計500人を処分した。
市教委によると懲戒免職になったのは▽千種台中の女性事務職員(42)=現在は日比野中勤務▽上名古屋小の女性事務職員(47)▽大磯小・丸の内中の女性事務職員(44)。虚偽の精算書を作るなどして、学校にあらかじめ渡されている学校関連予算(前渡(ぜんと)金)から計82万1472円を横領し、私物の購入に充てたとされる。市教委は業務上横領の疑いで愛知県警中署に告訴した。
また市教委は、これまでに発覚した横領も合わせ、管理監督責任があったとして校長や教頭23人を減給2カ月(10分の1)、事務局の役職者12人を文書訓告などの処分にした。【高橋恵子】