元中学教諭の準強姦:起訴内容の一部否定−−初公判 /千葉
毎日新聞 2010年6月15日 地方版
「腹式呼吸の特訓」などと称し、教え子の女子生徒にわいせつ行為を繰り返したり、性的関係を強要していたとして、準強姦(ごうかん)罪などに問われた県内の公立中学校の元教諭(40)の初公判が14日、千葉地裁(栃木力裁判長)であった。元教諭は「合意があった」と起訴内容を一部否認した。
起訴状によると、元教諭は09年1〜8月、勤務先の校内で12回にわたり、女子生徒に目隠しをして写真を撮ったうえ、わいせつな行為を強いたり、無理やり性的関係をもったとしている。
検察側は冒頭陳述で「他の生徒にもわいせつな行為をし、反応を見てさらなる行為の選別をしていた。事件発覚後にパソコンからデータを削除するなど対応が悪質」と指摘。弁護側は「了解を取っており、被害者も嫌がっていなかった」として準強姦は成立せず県青少年健全育成条例違反などに該当すると主張した。【駒木智一】
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