中学教諭のひき逃げ:母子らひき逃げ、教諭に有罪−−地裁判決 /新潟

中学教諭のひき逃げ:母子らひき逃げ、教諭に有罪−−地裁判決 /新潟
毎日新聞 2010年6月22日 地方版

 新潟市中央区の市道で09年12月、乳児を抱いて歩いていた女性らを車ではね、そのまま逃走したとして、自動車運転過失傷害と道交法違反(ひき逃げ)の罪に問われた同市立中学教諭、鈴木竜志被告(52)に対する判決公判が21日、新潟地裁であり、宮部良奈裁判官は懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)を言い渡した。

 宮部裁判官は「前方確認を怠り、けがをさせながら、現場を去った責任は重い」と判決理由を述べた。

 鈴木被告は公判を通して「人ではなく、物と衝突したと思った」とひき逃げについては無罪を主張した。これに対して、宮部裁判官は判決で「車の破損状況から考えて、事故当時の衝撃を受ければ、少なくとも人を負傷させた可能性を認識できた」として、被告の主張を退けた。【塚本恒】

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする