減給処分:県立高の2男性教諭、出張費差額返納せず /岩手
2010年6月22日11時12分配信 毎日新聞
県教委は21日、期間短縮した出張費の差額を返納しなかった一関地区にある県立高校の男性A教諭(38)を6カ月(10%)、男性B教諭(31)を3カ月(10%)の減給処分とした。
09年8月、2人は生徒5人を青森県内であった研究発表会に鉄道使用で3泊4日の計画で引率した。この際、校長の許可なく私有車2台で行き、1泊分を短縮した。A教諭は9月に部活動の大会で生徒1人を山形県内に2泊3日の計画で引率した際も、私有車で行き1日分短縮していた。
日程通り出張したと報告していたが、今年5月、学校の調査で判明。A教諭は生徒6人分を含め計15万3660円、B教諭は自らの1万5515円を返納した。県教委は「横領の意図はなかったと思う。軽率だった」と説明する。
このほか、盛岡教育事務所管内にある中学の男性社会科教諭(29)を、今年4月に体罰で3年生男子生徒の左腕を蹴って骨折させたとして減給3カ月(10%)にした。【清藤天】
6月22日朝刊