「相談に乗る」中学教諭、実習生に抱きつく
2010年7月9日11時20分配信 読売新聞
山口県下関市の市立中学校の男性教諭(48)が、教育実習中の福岡市の女子大生(21)に抱きつくなどしていたことが市教委への取材で分かった。
学生は県警山陽小野田署に被害届を提出、同署は強制わいせつの疑いもあるとみて調べている。
市教委などによると、学生は5月31日〜6月18日の予定で教育実習を行い、教諭は学生の指導教官だった。6月15日の放課後、教諭は「ストレスがたまっているだろうから、外で相談に乗ってあげる」と学生を誘い、乗用車で同県山陽小野田市の海岸に行き、抱きつくなどしたという。
学生が16日に大学に相談し、大学関係者が中学校を訪れ発覚した。学生はショックで授業を行えなくなり、大学に通えない状態が続いている。学生は「海岸で交際を迫られてキスされた。『自分が実習の査定をつけるのだから』とも言われた」と話しているという。
市教委の調査に対し、教諭は「励ますつもりだった。傷つけてしまい大変申し訳ない」と話しており、体調不良を理由に学校を休んでいる。市教委学校教育課は「調査中で処分について現段階で何も言えないが、問題を真摯(しんし)に受け止め、再発防止に努めたい」と話した。