5百人以上?少女売春あっせん容疑 客に教師や公務員も
2010年8月23日21時33分 朝日新聞
当時14歳の少女に売春させたなどとして、神奈川県警は23日、東京都八王子市堀之内、無職石森大樹容疑者(34)を児童福祉法違反(淫行〈いんこう〉させる行為)と児童買春・児童ポルノ禁止法違反(周旋)容疑で逮捕し、発表した。同県警によると、5年間で12〜28歳の少女ら500人以上を客に紹介したとみられ、大半が18歳未満だったという。
また、客として少女らに現金を渡してみだらな行為をしたとして、山梨県山梨市立山梨北中学校教諭の大島雅彦(50)=山梨市=、横浜市障害児福祉保健課の地下(ちした)満明(40)=横浜市栄区=、私立報徳学園中学・高校教諭の●(●は雨かんむりにふるとりと鳥)野(つるの)敬三(49)=兵庫県西宮市=ら計5容疑者を、児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で逮捕した。地下容疑者は否認しているという。
県警によると、石森容疑者は、関東や関西を中心にインターネットのホームページなどで援助交際を希望する少女と客を募集。両者にメールで連絡を取り、引き合わせていたという。
客からの支払いはネット口座で受け取っていた。口座もネットで募集し、買い取っていたという。月約50万円の売り上げがあり、これまでに約2千万円を稼いだという。少女らに対しては、「4、5回ごとに金を払う」と約束していたが、実際には一切支払っていなかったという。