卒業判定ミスで、教授4人処分=背景一切語らず―鹿児島大
2010年8月20日23時32分配信 時事通信
鹿児島大(吉田浩己学長)歯学部が、8人の学生の卒業判定を誤り、不合格としていた問題で、同大は20日、同大大学院歯学総合研究科の50代の男性教授を諭旨解雇、同研究科のいずれも60代の男性教授3人を停職や戒告処分にすると発表した。不服申し立ては2週間以内。
同大はこれまで、卒業試験をほぼ1人で採点・集計していた教授が、歯科医師国家試験の合格率を上げるため、合格する可能性の低い学生を卒業試験で不合格とし、国家試験を受けさせなかった可能性があるとしていたが、会見した萩野誠副学長は「詳細は規則で公開できない」と話すにとどまった。