無人車にはねられ2人死傷、坂道をひとりでに下る/相模原
2010年8月22日23時0分配信 カナロコ
21日午後9時15分ごろ、相模原市緑区谷ケ原1丁目の市道で、坂道に駐車していた無人の軽乗用車がひとりでに坂を下り、相模原市緑区在住の女性(55)と無職の女性(52)をはねた。2人は病院に運ばれたが、55歳の女性は全身を強く打つなどして間もなく死亡し、無職の女性も右足に軽いけがを負った。
津久井署によると、軽乗用車を止めたのは、群馬県高崎市、県立特別支援学校教員の男性(49)。男性は「サイドブレーキをかけたかどうかは覚えていない」と話しているといい、同署は自動車運転過失致死傷の疑いで、事情を聴いている。
同署によると、男性は道に迷ったため通行人に道を聴こうと坂の頂上近くに停車。軽乗用車から降りたところ、車がバックで動きだし、20メートル先にいた2人をはね、さらに20メートル進み電柱にぶつかって止まったという。