わいせつ:女子高生と行為、容疑で県立高教諭を逮捕−−長崎署 /長崎
毎日新聞 2010年10月15日(金)17時50分配信
長崎署は14日、16歳の女子高生とわいせつな行為をしたとして、雲仙市小浜町、県立西陵高校教諭、高月道雄容疑者(38)を県少年保護育成条例違反容疑で逮捕した。
容疑は、今年8月4日ごろ、長崎市三川町の路上に止めた自分の普通乗用車内で、携帯電話サイトで知り合った県内の女子高生が18歳未満と知りながらわいせつな行為をした、としている。女子高生の保護者が警察に相談し、携帯電話のメールアドレスなどから高月容疑者が浮かんだ。容疑を認めているという。
同校よると、高月容疑者は音楽教諭で、同校吹奏楽部顧問。同部は今月10日、大分県別府市であった九州マーチングコンテストで金賞を受賞したばかりだった。
◇「全教職員厳しく指導」 またもや不祥事、県教育長ら陳謝
「また先生が」−−。相次ぐ不祥事に、寺田隆士教育長は14日午後、県庁で緊急会見し「県民の教育に対する信頼を裏切り続け、深くおわびする。現状を非常事態と受け止め、全教職員を厳しく指導していく」と陳謝した。
県教職員の懲戒処分は、昨年度の9件11人(うち免職4人)に対し、今年度は既に5件8人(同3人)で、未処分の2件2人を合わせると、かなりのハイペースとなる。
県教委は4月、全教職員に、不祥事防止のための緊急メッセージを配るなど対策を取ってきたが、効果は出ていない。寺田教育長は「まだ心に届いていない。自分の問題として考えない教職員がいた。大変悔しい」としぼり出すように述べた。
県教委は16日に長崎市で臨時校長会を開くと共に、教育長ら幹部が週明けにも各校を訪ね、指導を徹底させる方針。【阿部義正】
〔長崎版〕
10月15日朝刊