2700万円不正引き出し
産経新聞 2010年10月29日(金)19時1分配信
勤務する中学校の預金口座から2700万円余りを勝手に引き出し、約1100万円を着服したとして、大阪府教委は29日、豊中市立第七中学校の事務職員、橋野友里主事(26)を同日付で懲戒免職にしたと発表した。同校の久保田哲夫校長(58)も減給(10分の1)3カ月の処分となった。同校は府警に被害届を提出。業務上横領罪で橋野元主事を告訴する方針。
豊中市教委によると、橋野元主事は昨年7月から今年7月にかけて校長の不在時に、10種類の学校徴収金の預金口座から無断で計約2765万円の現金を引き出した。大半を自身のFX(外国為替証拠金取引)に充て、学校の口座へ再入金を繰り返していたが、FXの損失により最終的に約1144万円が返済できなくなったという。