缶に靴下かぶせ生徒に飲ませる クリスチャンスクール

缶に靴下かぶせ生徒に飲ませる クリスチャンスクール
琉球新報 2010年11月4日(木)10時5分配信

 沖縄クリスチャンスクールインターナショナル(読谷村座喜味)中等部の全生徒約90人が受ける授業で、教師の指示を受けた3人の男子生徒が靴下を脱いで缶入り炭酸飲料にかぶせ、そのうちの1人が靴下の上から中身を飲んだことが3日分かった。ランダル・ハドリー学校長は同日、「周囲から勧められた時でも、よくないことは断る判断力が大切だと伝えるためだった」と意図を説明した上で、「このような不衛生な手法は取られるべきではなかった。反省し、二度と起こらないようにする」と述べた。
 3人の生徒と保護者に謝罪し、3日に同校ホームページ上に父母に経過を報告し、謝罪する文書を掲載した。同席した全生徒に3日の授業で謝罪した。3人の生徒は「問題なく学校生活を送っている」と述べた。
 2日に学校側から報告を受けた県総務私学課は、生徒の心のケアとともに、カリキュラムのチェック体制の強化を含め、再発防止に万全を尽くすよう求めた。
 授業は10月27日、聖書について学ぶため毎週水曜日に行われる「チャペルの時間」に、牧師でもある教師が担当した。
 父母あての文書でハドリー校長は「清いものが世の中の悪しきものによって汚されることがあるということを説明するための例として、3人の生徒を募って缶に靴下をかぶせてソーダを飲むということが行われた」と謝罪。「これからの授業やチャペルで行う活動において、一層の注意を払う」とした。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする