酒気帯び運転:衝突、容疑の中学教諭逮捕 不祥事根絶「対策本部」初会合直後 /長崎

酒気帯び運転:衝突、容疑の中学教諭逮捕 不祥事根絶「対策本部」初会合直後 /長崎
毎日新聞 2010年12月24日(金)13時9分配信

 県警高速隊は23日、長崎市平間町、市立西浦上中教諭、井原俊也容疑者(47)を道交法違反(酒気帯び)容疑で現行犯逮捕した。長崎市の居酒屋で飲酒後、帰宅中だったといい、容疑を認めている。
 逮捕容疑は同日午前4時ごろ、酒気を帯びて、長崎市三ツ山町の長崎バイパス上り線で乗用車を運転し、道路左側の橋の欄干に衝突したとしている。隊員が通報で駆け付けたところ、井原容疑者の呼気から基準値(1リットル中、0・15ミリグラム)を超えるアルコールを検出した。
 県教委によると、今年度の教職員の逮捕者は6人目。不祥事根絶のために有識者を交えた「県公立学校教職員コンプライアンス対策本部」を設立し、22日に初会合を開いたばかり。同本部長の寺田隆士教育長は「初会合開催の矢先の不祥事。非常事態という認識を持ち得ていない教職員がいることに、強い憤りを禁じ得ない」とする談話を発表した。
 井原容疑者は英語教諭で、3年生の学年主任。校内の服務規律推進委員も務めている。同校では職員会議などで飲酒運転禁止などを徹底していたという。城田範治校長は「生徒や保護者に大変申し訳ない。一日も早く信頼を回復できるよう取り組みたい」と話した。【柳瀬成一郎】
〔長崎版〕

12月24日朝刊

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