飲酒運転:教諭逮捕 撲滅、対策強化 臨時校長会開く--長崎市教委 /長崎

飲酒運転:教諭逮捕 撲滅、対策強化 臨時校長会開く--長崎市教委 /長崎
毎日新聞 2010年12月25日(土)15時22分配信

 長崎市立西浦上中の男性教諭(47)が道路交通法違反(酒気帯び)容疑で現行犯逮捕(23日)されたことを受けて、同市教委は24日、臨時の小・中・高校校長会を開き、市内の校長108人が出席した。
 今年度、県内の教職員の逮捕は6人目。今回の逮捕は、県教委が不祥事根絶を目指して設立した「県公立学校教職員コンプライアンス対策本部」の初会合(22日)の翌朝だった。
 馬場豊子教育長は「飲酒運転の撲滅に一丸となって取り組んでいた矢先。何度も訴えても届いていないのはなぜか。二度と起こさないという強い気持ちをもって対策を練る必要がある」と訴えた。
 西浦上中の城田範治校長が陳謝し、24日の終業式で生徒に「社会のルールを守るのが教師。大変申し訳ない」と謝ったことを報告。「うちのめされた感じで責任を痛感している。下を向かず、明日から信頼回復に向けてやれることをやっていきたい」と語った。
 出席した校長からは「教職員の心情に訴えるだけでなく、具体的に指導する必要がある」「飲み会には、車では絶対に行かせないことが大切」などの意見が出た。【錦織祐一】
〔長崎版〕

12月25日朝刊

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