生徒情報記載の手帳紛失 明徳高講師
京都新聞 2011年1月15日(土)9時39分配信
京都市西京区の京都明徳高の男性非常勤講師(43)が昨年10月、生徒の名前やテストの成績、出欠状況など1~3年生137人分の個人情報を記入した教務手帳を紛失していたことが14日分かった。手帳はまだ見つかっていないが、同高は個人情報の外部への流出は確認していないという。
同高によると、国語を担当する講師は、昨年10月22日午後7時ごろ、職員室で教務手帳がないことに気付いた。すぐに管理職に報告し、校内を探したが見つからなかった。講師は午後4時半に放課後の指導で手帳を使っており、学校外で紛失はしていないという。
同高は11月4日に保護者向けに説明と謝罪の文書を配布し、関係する生徒に講師が謝罪した。玉村一彰校長は「出席簿やコンピューターに記録が残っているので、生徒の出欠や成績に影響はない。個人情報の管理を一層徹底する」と話している。