県教委:処分が昨年度上回る 16人目、高校教諭を減給 /長野
毎日新聞 2011年1月14日(金)11時10分配信
県教委は13日の定例会で、生徒に体罰を加えたとして、南信地域の県立高校に勤める男性教諭(41)を減給10分の2(3カ月)の懲戒処分とした。不祥事などによる教職員の今年度の懲戒処分はこれで16人となり、昨年度の計15人を既に上回っている。
県教委によると、男性教諭は昨年10月、野球部長として大会に生徒を引率。男子生徒が遅れてきたことに腹を立て、球場スタンド下の通路で生徒の顔を4回殴打したという。生徒は唇や口に2週間のけがをした。教諭が自ら申し出て発覚した。
県教委の調査で、教諭が以前に南信地域の高校に勤務していた際も、野球部員に体罰を加えていたことが判明した。教諭は、反省の態度を示しているという。高校教育課は「保護者や県民の信頼を失墜させ、あってはならない行為だ」と話している。【光田宗義】
1月14日朝刊