青森・三内中不適切設問:不祥事防止を指示 市教委が臨時会議 /青森
毎日新聞 2011年1月19日(水)11時59分配信
青森市内の市立中学校で期末テストに不適切な設問があった問題で、同市教委は18日、市内で臨時の小中学校長会議を開いた。市教委はテスト問題の内容などに関する調査をするよう求めたうえで、同様の不祥事を防止するよう指示した。
市内の全小中学校70校の校長が集まり、市教委は問題の経緯などについて説明した。
不適切な出題があったのは三内中学校(岩葉悦子校長)で、昨年11月にあった保健体育科の2学期末テストで「服装を守れず、時々減点されている人は誰か」などの設問があった。
◇「問題の意図を教えてほしい」保護者から声
18日夜には、同校で全保護者を対象にした説明会が開かれ、岩葉校長が「テスト問題へのチェックの甘さや対応の遅さがあった。嫌な思いをさせて大変申し訳ない」と謝罪した。保護者からは「テスト問題の意図を教えてほしい」と声が上がり、出題した教諭が説明し、謝罪した。ある保護者は「どういう説明を受けても納得いかない部分もある。でも、信頼回復できるように頑張ってほしい」と話していた。
同校によると、18日の全校朝会で全生徒に岩葉校長が謝罪した。【山本佳孝】
1月19日朝刊