県教委:女児のスカート内撮影、小学教諭を懲戒免職 今年度計8人 /千葉
毎日新聞 2011年1月20日(木)11時26分配信
県教委は19日、女子児童のスカート内を動画撮影した小学校教員ら2人を懲戒免職とするなど計6人を処分した。今年度の免職処分は計8人となった。
懲戒免職となった県中央部の公立小の男性教諭(32)は、勤務校の女子児童4人のスカート内をデジタルカメラで動画撮影したとされる。県教委によると、10年12月1日、校庭で児童2人と向かい合ってしゃがんでいた際、ひざに置いていたデジタルカメラでスカート内を動画撮影していた。翌日には昇降口で靴箱の掃除をしていた女子児童を、同6日にも少人数教室で女子児童のスカート内を動画撮影した。被害児童はいずれも男性教諭が昨年度に担任していた高学年の児童だった。同16日、校外学習中に教諭の動きを不審に思った児童がカメラを預かって動画を確認したところ、下半身の画像があったため保護者に相談し、発覚した。男性教諭は「昨年11月にデジタルカメラを購入して盗撮を試してみたくなった」と話しているという。監督責任を問い、勤務校の男性校長(58)も戒告とした。
また、千葉市若葉区桜木の国道51号で10年4月、飲酒運転して路線バスの側面に衝突しそのまま逃げたとして、県立現代産業科学館の野村仁・副館長(59)も懲戒免職となった。
このほか、匝瑳市内で飲酒運転した県北東部の高校職員(51)を停職6月▽新年会の帰宅途中に同僚の女性教諭に抱きつきキスして胸を触ったとして県北西部の男性高校教諭(50)を停職3月▽体育の授業中に中学2年の男子生徒のほおを殴るなどして10日間のけがをさせたとして県北東部の公立中男性教諭(44)を減給(10分の1)3月とした。
県教委教職員課によると、今年度の懲戒処分は、わいせつやセクハラで7人▽飲酒運転2人▽体罰2人など計17人にのぼる。鬼澤佳弘教育長は「児童・生徒に対するセクハラ行為はあってはならないこと。各校でモラルアップ委員会を作って意識改革に努めているが、さらに踏み込んで指導したい」と話した。【斎藤有香】
1月20日朝刊
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