講師２人を停職処分 静岡
産経新聞 2011年2月10日(木)7時59分配信
■県教委、信用毀損容疑／生徒に関係迫る
県教育委員会は９日、ブログで会社の名誉を傷つけたとして摘発された富士市にある市立小学校の男性講師（３４）と、女子生徒に関係を迫った県西部にある県立高校の男性講師（６２）の２人をいずれも同日付で停職２カ月の懲戒処分にした。
県教委によると、小学校の男性講師は、昨年夏に札幌市で起きた殺人事件で、逮捕された容疑者の実家が同姓の不動産会社であると、事実無根の内容を自分のブログに書き込み、今年１月に北海道警から信用毀損容疑で書類送検された。
この事件のほかに５年前から、妻とともに７００から８００ものブログを開設し、アクセス回数を稼いで商品化し、公務員法に規定する営利企業等従事制限に抵触する行為をしていたという。講師は９日付で退職願を提出している。
県立高校の男性講師は昨年９月から、好意を抱いていた女子生徒に性的関係を迫るメモなどを十数回渡したほか、１回につき現金５００円、計約５千円を貸すなどの不適切な行動をとった。
この講師も退職の意思を示しているという。