教え子わいせつ15人、米国人に「卑劣で悪質」求刑20年 英会話教室を隠れ蓑
2011.2.10 14:38 産経新聞
教え子の複数の女児にわいせつな行為をしたとして、強姦や児童買春・ポルノ禁止法違反などの罪に問われた英会話教室経営の米国籍のランプ・アラン・ニール被告(70)=福岡市早良区=の論告求刑公判が10日、福岡地裁(野島秀夫裁判長)で開かれ、検察側は懲役20年を求刑した。
判決は3月17日。
論告で検察側は「教育目的という名の下に性的欲求を満たした、卑劣で悪質な犯行。被害者も15人に上り、結果は重大だ」と指摘した。
弁護側は最終弁論で「人格形成も含めた教育だった。被告は児童らと本当の信頼関係が結ばれていた」と主張し、結審した。
起訴状によると、平成15年6月から21年4月にかけて、9~16歳だった教え子15人に暴行したり、わいせつな行為をさせてビデオ撮影するなどしたとしている。
—
15人にわいせつ行為の米国人に懲役20年求刑
読売新聞 2月10日(木)11時35分配信
福岡市内で教え子ら少女15人にわいせつな行為などをしたとして、強姦(ごうかん)罪、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)などに問われた英会話学校経営の米国人、ランプ・アラン・ニール被告(70)の公判が10日、福岡地裁(野島秀夫裁判長)で開かれた。
検察側は論告で、「自己の性欲を満たすためだけの卑劣かつ悪質な犯行で、強い非難に値する」として、ランプ被告に懲役20年を求刑した。
検察側は論告で、「犯行は計画的で常習的。教育目的と称して、未成熟な児童の人格を無視した犯行だ」と指摘。一方、弁護側は事実関係をおおむね認めたうえで、「被告の行為は教育的指導の一環で、承諾があったものもある。一部の事件については証拠が足りない」などと主張した。
起訴状によると、ランプ被告は福岡市内の自宅で2003~09年にかけて、少女2人(当時11、12歳)を乱暴したり、当時9歳だった少女ら13人について、わいせつな行為の様子や裸をビデオカメラで撮影したりするなどした。