水戸・常磐大:進学相談中にわいせつ映像 元教授訴訟に大学側争う姿勢 /茨城

水戸・常磐大:進学相談中にわいせつ映像 元教授訴訟に大学側争う姿勢 /茨城
毎日新聞 2011年2月25日(金)11時57分配信

 ◇地裁初弁論
 大学構内で女性とわいせつ行為をしたビデオが流出し、依願退職した常磐大国際学部長だった元教授の男性(当時53歳)が「退職は無効」と地位確認を求め、同大を訴えた訴訟の第1回口頭弁論が24日、水戸地裁(徳田祐介裁判官)で行われた。元教授側は、理事長や副学長から「退職すればコンサル料などとして従前の年収分は支払う」と説得されて依願退職したが、昨年度から送金がなくなっため退職の意思表示は無効と主張。これに対し常磐大側は答弁書で「コンサル料として支払ってやると話したことはない」と争う姿勢を示した。
 訴状などによると、06年7月22日、同大学内のキャンパス見学会で上映した資料映像に交じって元教授が撮影した女性のわいせつ行為の映像が数秒間流れ、同年9月中旬に依願退職した。大学側からは08〜09年度は原稿料などの送金があったが、その後途絶えたという。【杣谷健太】

2月25日朝刊

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