警察学校教官暴行疑い 監察官室が調査 滋賀
産経新聞 2011年3月11日(金)7時57分配信
県警察学校(大津市)教官の40代の男性警部が、警察官として入校した20代の生徒約10人に暴力を振るったとして、県警捜査1課が暴行の疑いで、警部から任意で事情を聴いている問題は、同校だけでなく、県警全体に波紋を広げている。県警監察官室も事実関係の確認に乗り出しており、警部は反省の言葉を述べたという。
監察官室や県警察学校などによると、警部は昨年11月、同校で開かれた懇親会で、生徒が酒をついで回らなかったことに腹を立て、約10人のほおを平手で打つなどした疑いが持たれている。当時、酒に酔っていたという。生徒にけがはなく、被害届は出ていない。
県警監察官室は「事案の報告は受けている。事実関係を確認中で、慎重に調べている」としている。
県警察学校の北村猛校長は「監察官室が調査しているが、事実であれば遺憾に思う」とするコメントを発表した。