福山市の小学校教諭 異常行動で停職6カ月

福山市の小学校教諭 異常行動で停職6カ月
2011年 3月 10日(木)TSSニュース

児童のノートに女性の裸の絵を描いたり、児童が粘土で作った作品をほかの児童に投げつけるなど、異常な行動をとったとして、福山市の小学校教師が停職6ヵ月の懲戒処分を受けました。停職6ヵ月の懲戒処分を受けたのは、福山市加茂小学校の57歳の男性教師です。県教委の発表によりますと、この男性教師は2009年7月、授業中に男子児童のノートに女性の裸の絵を描いたり、女子児童の腰を持ち上げ、スカートの中をほかの児童に見えるようにゆさぶるなど、異常な行動をとりました。また同じ年の12月には2006年、当時勤務していた小学校でをさせ、逮捕・略式起訴され、罰金20万円の略式命令を受けています。男性教師は精神疾患で入院・療養していたため、体調が回復した今月になって県教委が事情聴取を行い、停職処分としました。県教委の調べに対して、この男性教師は異常行動を否認していますが、児童などの聞き取り調査から処分が決まったものです。

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教師不祥事続き教育長陳謝 ’11/3/12 中国新聞

 福山市内の市立小と市立高で教諭の懲戒処分が相次いだことを受け、市教委の吉川信政教育長は11日、「市民に多大な不信感を与えた」と市議会文教経済委員会で陳謝した。

 広島県教委は10日、福山市立小の男性教諭を体罰を繰り返したなどとして停職6カ月の懲戒処分とした。昨年11月には市教委が、市立高の男性教諭をわいせつ画像を保存した私物パソコンを校内に持ち込んだとして3カ月の減給10分の1の懲戒処分とした。吉川教育長は「さらに綱紀粛正に努める」と述べた。

 県教委は不祥事防止対策として、教職員の面談を指示。福山市も9日から校長が面談し、不適切な指導がないかどうかを調べている。

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県教委:男性教諭、傷害で停職 今年度、教職員処分35件に /広島
毎日新聞 2011年3月11日(金)18時57分配信

 県教委は10日、傷害事件を起こすなどした福山市の小学校教諭を停職6カ月とするなど3件の懲戒処分を発表した。今年度、県内公立学校教職員への懲戒処分は35件で、うち免職・解雇は4件。平田克明・県教育委員長は重大不祥事の続発を理由に榎田好一・県教育長(62)を厳重注意とし、教職員に向け高い倫理観を求める異例の緊急アピールを発表した。
 懲戒処分が70件(免職5件)だった昨年度も戒告処分を受けた榎田教育長は「免職のうち2件が管理職によるもので、重く受け止める」と語った。4件は、など、いずれもわいせつ事案。
 この日、停職となったのは福山市立小の男性教諭(57)。として傷害容疑で逮捕され、罰金20万円の有罪となった。今の学校では09年7月、男子児童10人に体罰▽女子児童の腰を持ち上げ、下着が見えるよう揺さぶった−−など異常行為を繰り返した。精神疾患で休職中だが、今月に入り主治医の許可を得て県教委が事情を聴き、処分を決めた。
 死亡事故を起こすなどした東広島市立中の男性校長(58)は減給10分の1(2カ月)、重傷事故を起こした江田島市立小の女性教諭(41)は戒告となった。【樋口岳大】

3月11日朝刊

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