愛荘の中学で柔道部員死亡 母親、元講師と町提訴へ 滋賀
産経新聞 2011年3月18日(金)7時57分配信
愛荘町の町立秦荘中学校で平成21年7月、柔道部の練習中、同校1年の部員、村川康嗣さん=当時(12)=が死亡したのは、当時の柔道部の男性講師(28)が安全配慮義務を怠ったためとして、母親が元講師と町に、約7600万円の損害賠償を求める訴訟を大津地裁に近く起こすことがわかった。
地裁に提出予定の訴状によると、村川さんは、平成21年7月29日、柔道の立ち技の練習中に元講師に技を返されてあおむけに倒れ意識不明となり、同年8月24日、急性硬膜下血腫で死亡。元講師は村川さんの生命、身体に危険があるにもかかわらず練習を継続し、安全配慮義務を怠ったとしている。
村西俊雄町長は「訴状が届いていないので分からないが、誠意を持って対応したい」と話した。