懲戒免職:大館市立小教諭、抗うつ剤服用し運転中2度事故 /秋田
毎日新聞 2011年3月30日 地方版
県教委は29日、大館市立小学校の柴田林(しげみ)教諭(47)を同日付で懲戒免職にした。
県教委によると、柴田教諭は抗うつ剤を服用。校長や市教委は自動車運転や信用失墜行為の禁止、さらに児童への言葉遣いなどについて繰り返し指導していた。しかし10年9月8日と10月30日に薬を服用して車を運転中に事故を起こした。また勤務時間中頻繁に私用のメールを送受信したり、授業中に児童に対して「この問題が解けなければ靴下のにおいをかがせる」と発言したことなども処分理由としている。
柴田教諭はこれまでに複数回うつ病などの治療のため長期の休みをとっており、10年9月に復帰。県教委は、柴田教諭が事故後に新車を買うなど反省の意思が不明確で、学校教育に対する信頼を失墜させたとしている。【野原寛史】
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児童に不適切な言動、男性教諭が懲戒免職に
< 2011年3月29日 22:16 > 日テレNEWS24
秋田・大館市の小学校に勤務する男性教諭が「この問題を解けなければ、靴下のにおいをかがせる」などの不適切な言動を繰り返したとして、懲戒免職になった。
懲戒免職処分を受けたのは、大館市の有浦小学校に勤務する柴田林教諭(47)。秋田県教育庁によると、柴田教諭は去年12月、小学校の授業中に児童に対して「この問題が解けなければ、靴下のにおいをかがせる」と発言するとともに、児童に向かっておならをするなどの不適切な行為をしていた。
また、柴田教諭は去年9月と10月に相次いで人身事故を起こした他、授業中に女性と恋愛に関するメールのやり取りをしていたことも明らかになっている。
柴田教諭は、去年4月から4か月間、精神疾患を理由に休暇を取っていたということだが、秋田県教育庁は「病気と直接的な関係はなく、客観的な事実に基づいて総合的に判断した」と説明している。
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男性小学教諭を懲戒免職、県教委 事故や不適切言動繰り返す
(2011/03/29 19:54 更新)秋田魁新報
県教育委員会は29日、交通事故や児童への不適切な言動を繰り返し、公務員としての信用を失墜させたとして、大館市内の小学校に勤務する男性教諭(47)を懲戒免職とする処分を発表した。処分は同日付。
県教委によると、教諭は昨年9月、私用で運転中に秋田市の交差点で一時停止せずに進入、左側から直進してきた車と衝突し、運転していた50代女性に頸椎(けいつい)捻挫のけがを負わせた。同10月には帰宅中に同市の県道で、前の車を追い越そうとして追突、運転していた40代女性と同乗者2人にけがを負わせた。
教諭は昨年4〜8月にうつ病で病気休暇を取得。同9月に復帰し、算数の授業をチームティーチングで担当した。催眠作用のある抗うつ剤を服用していたため、校長や大館市教委から車を運転しないよう繰り返し指導を受けていた。
復帰後の昨年9月には、勤務時間中に職員室などで頻繁に私用メールをやりとりしたほか、出会い系サイトで知った女性の情報を記したメモを、職員室の机に置いていた。同12月には、授業中に「問題が解けなければ、靴下の臭いをかがせる」などと発言。同9〜2月には遅刻を繰り返した。