検定問題、本物を模試に 弘前東高の教諭、依願退職

検定問題、本物を模試に 弘前東高の教諭、依願退職
2011年4月2日 朝日新聞

 弘前市の私立弘前東高校で昨年6月、情報技術検定1級の試験問題を事前に受け取った情報科の50歳代の男性教諭が、検定日前に試験問題を模擬試験の形で受検する生徒に解かせていたことが分かった。同検定は受検生がいる各校で試験して採点する仕組み。教諭は「指導時間不足で、合格させることに不安を感じ、ついやった」と謝り、3月30日付で依願退職した。

 同校によると、昨年6月18日に10問からなる試験問題が届いた。同21日にあった模擬試験はほぼ同じ内容の問題だったという。同25日の検定では同校の生徒7人全員が合格した。

 その後、今年3月初めに検定を実施した全国工業高等学校長協会に、匿名で試験の事前漏出を訴える投書が届き、問題が発覚した。

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