スクールセクハラ、教員へ指導徹底 亀岡市教委

スクールセクハラ、教員へ指導徹底 亀岡市教委
京都新聞 2011年4月13日(水)11時9分配信

 教え子の女児にわいせつな行為をしたとして、京都府亀岡市の元小学校講師斉藤智由容疑者(31)が逮捕された事件で、同市教委は12日、児童生徒に対する「スクールセクハラ」防止に向けて教員への指導を徹底する考えを示した。
 今年1月、女児から被害相談があり、市教委は講師を自宅謹慎処分にした。さらに小中学校長らが出席する定例・臨時の校園長会議の度に竹岡敏教育長らが口頭で教員としての自覚を促すとともに、ハラスメントに関する資料を配布。指導を徹底してきた。
 市教委は今後の対応について、「子どもと保護者の心のケアを第一とし、再度、教員への指導を徹底するなど何らかの措置を検討したい」としている。
 丹波2市1町で、欠員を補う臨時雇用の「講師」は、南丹教育局が採否を決めている。同教育局は、履歴書を提出した講師希望者を1回面接して事前登録し、各校の不足人員に応じてその都度臨時採用する仕組み。
 筆記試験はなく、少人数教育や特別支援学級などによる教員不足もあり、全般的に売り手市場とされる。教諭とは給与など待遇に差はあるが、常勤で担任を持つこともある。
 亀岡市教委によると市内の小学校の教員約350人のうち、図画工作などの非常勤を含めると講師は約60人。

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