個人情報:寒河江高教諭がメモリー紛失−−昨夏 /山形
毎日新聞 2011年5月20日(金)11時40分配信
昨年度まで県立寒河江高校(阿部均校長)に勤務していた、50代の女性教諭が昨年7月、当時の生徒や卒業生計131人分の個人情報入りの私物USBメモリーを紛失していたことが明らかになった。県教委は、女性教諭を口頭で訓告処分、校長と教頭を厳重注意処分にした。USBは見つかっていないが、現時点で情報が外部に漏れた形跡はないという。
県教委によると、USBには、当時の2、3年生と卒業生の氏名、住所、電話番号、進路希望先、受験先などが記録されていた。女性教諭はUSBを使って仕事後に帰宅。翌日出勤した際に紛失に気付いた。女性教諭は「職員室に置いて帰ったがどこに置いたか記憶にない」と話しているという。同校は、保護者に謝罪した。
同校では私物のUSBは使わない取り決めだったが、女性教諭は「学校でしか使わない」として使用していたという。阿部校長は「私物のUSBを使わないという指導が徹底されておらず、申し訳ない。紛失後は教頭が管理したUSBを使うようにしている」と話した。【浅妻博之】
5月20日朝刊