准教授にアカハラ 神戸大学が教授処分
産経新聞 2011年5月27日(金)7時56分配信
准教授に退職を迫るような発言をするなどアカデミックハラスメント(アカハラ)行為を繰り返したとして、神戸大学は26日、同大学院の前医学研究科長で同研究科の60代の男性教授を譴責(けんせき)の懲戒処分にしたと発表した。
大学によると、教授は、医学研究科長を務めていた平成20〜21年、同研究科の50代の男性准教授に「お前の席をなくす」などと大声で退職を迫るなどの発言を数回繰り返したとされる。
准教授の学生らに対する教育方針を指導したことをきっかけにハラスメント行為が始まったといい、21年8月に准教授が大学事務局に相談し、調査委員会が聞き取り調査などに乗り出した。教授は「研究科長として一生懸命やったこと」と説明しているという。
福田秀樹学長は「まことに遺憾。就労・就学上の適切な環境維持に向け努力する」とコメントした。