市立中プール清掃中に男子生徒が脾臓破裂の事故、1060万円賠償で和解/相模原市
カナロコ 2011年5月26日(木)2時0分配信
相模原市南区の市立中学校で2009年6月、プールの清掃作業中に当時中学3年の男子生徒が左腹部を強打し、脾臓(ひぞう)を破裂する事故が起きていたことが25日、分かった。市教育委員会によると、男性教員がプールサイドの床点検口のふたを閉め忘れたことなどが原因。市は損害賠償として生徒側に1060万527円を支払うことで和解し、関連議案を31日開会の市議会6月定例会に提出する。
市教委によると、09年6月17日午後5時35分ごろ、有志の生徒によるプールの清掃中、教員が排水バルブを操作するため、点検口のふたを開け、閉め忘れていた。そのため、この生徒が参加者を整列させようと、ハンドマイクで呼び掛けながら後ろに下がった際、点検口に落下して左腹部を負傷したという。
市教委は当時、生徒のプライバシーに配慮したなどとし、事故を公表せず、警察にも届け出ていなかった。