酒気帯び運転:阪大教授、容疑で逮捕 「交通安全」講演もしていたのに

酒気帯び運転:阪大教授、容疑で逮捕 「交通安全」講演もしていたのに
毎日新聞 2011年5月22日 東京朝刊

 ◇「自宅で飲み、買い物に…」
 兵庫県警宝塚署は21日、兵庫県宝塚市月見山1、大阪大学教授、三浦利章容疑者(63)を道交法違反(酒気帯び運転)容疑で現行犯逮捕した。

 宝塚署によると、21日午後5時ごろ、宝塚市南口1のスーパー駐車場で、酒気を帯びた状態で乗用車を運転した、としている。三浦容疑者はこの駐車場で物損事故を起こしたため宝塚署員が検査したところ、呼気1リットル中0・65ミリグラムのアルコールが検知された。「自宅で酒を飲んだあと、スーパーに買い物に来た」と容疑を認めているという。

 三浦容疑者は認知心理学、交通心理学などを専攻。大阪大人間科学部長などを歴任した。大学のホームページなどによると、国際交通安全学会に所属し、編著に「事故と安全の心理学」などがある。自動車の運転者の視覚と交通安全などのテーマで講演活動をしており、警察庁所管の交通事故総合分析センターの「アルコールが運転に与える影響の調査研究委員会」委員を98年から07年まで務めた。【山田毅】

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