浜松・大学推薦入試調査書改ざん:北川元校長の再審請求へ、協力体制を確認 /静岡

浜松・大学推薦入試調査書改ざん:北川元校長の再審請求へ、協力体制を確認 /静岡
毎日新聞 2011年6月26日(日)10時34分配信

 ◇支援する会に60人
 県立天竜林業高校(浜松市天竜区)で06年に起きた生徒の調書改ざんにからむ贈収賄事件で、加重収賄などの罪に問われ、最高裁で有罪が確定した北川好伸元校長(63)の再審請求を支援する会が25日、同市浜北区で開かれた。北川元校長や教え子ら約60人が参加し、再審請求に向けた協力体制を確認した。
 事件をめぐっては、公判で「お金を渡した」と証言した中谷良作・元天竜市長が「うその自白をした」と元校長に打ち明け、謝罪。元校長側が今後、再審請求を起こすための準備を進めている。
 集会で、控訴審から元校長を弁護している岩井羊一弁護士は「物証が乏しく証言頼みの有罪だった。中谷氏の発言は(無罪に向け)大きな進展だ。ほかにも証拠を集め、再審請求に向け動いていきたい」と話した。
 北川元校長も「眉間(みけん)にペンを突きつけられ、『なぜ(調書に)署名しないんだ』と怒鳴られた。中谷さんも同様の調べを受け、検察が作った筋通りの証言をしたのではないか」と述べた。【平塚雄太】

6月26日朝刊

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