酒田工ワゴン車転落、保護者ら「寛大処分」嘆願

酒田工ワゴン車転落、保護者ら「寛大処分」嘆願
2011年7月1日 読売新聞

 山形県米沢市の林道で5月、県立酒田工業高校山岳部の生徒ら12人が乗ったワゴン車(定員8人)が転落し、全員が重軽傷を負った事故で、同校の保護者らが、引率していた男性教諭2人への「寛大な処分」を求める嘆願書を県教委に提出した。

 県教委によると、6月10日、同校のPTA会長と山岳部保護者会副会長の2人が県庁を訪問し、阿部和久教育次長に嘆願書を渡した。書面には、「熱心で周囲からも信頼されている」などと理由が記され、関係者150人分の署名が入っていたという。県教委は「県警の捜査の進捗(しんちょく)具合を参考にしながら、処分を判断していきたい」としている。

 同校の斎藤裕司校長によると、6月30日現在、負傷した生徒10人のうち3人が療養中。教諭2人は保護者らに謝罪し、既に復帰している。

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