教科書コピー 自称元教師、違反注意され逆ギレ? 宮城

教科書コピー 自称元教師、違反注意され逆ギレ? 宮城
産経新聞 2011年7月23日(土)7時55分配信

 ■図書館で大声「横暴だ」

 仙台市図書館(仙台市青葉区)で元小学校教諭を名乗る女性が、規則違反を指摘した図書館の対応に怒り、大声を出すなどしたため、警察官が駆けつける騒ぎになっていたことが22日、図書館関係者への取材で分かった。

 図書館によると、騒ぎが起きたのは6月28日午後5時過ぎ。40〜50代とみられる元小学校教諭を名乗る女性が教科書2冊をコピーして持ち帰ろうとした。

 これを見つけた女性職員が呼び止め、規則で持ち出せないことを告げた上で、コピーを回収する代わりにコピー料の返金を申し出た。

 女性は「横暴だ。警察を呼んでくれ」と激怒。近くにいた利用者の男性に「奥さん、静かにして下さい」と注意されると、「私は奥さんじゃない。失礼だ」と大声で叫んだ。

 ほかの利用者が110番通報したため、警察官が駆けつけ、女性から事情を聴いたが、「事件性はない」として引きあげた。

 女性はコピー代約2千円を図書館から払い戻してもらったが、「私の時間を返して欲しい」などとなおも食い下がっていたという。

 女性がコピーした教科書は市教委が図書館3階で市民向けに開いていた「教科書展示」で公開していたもの。教科書は図書館所蔵以外の著作物で、基本的にコピーできない決まりだった。仙台市図書館は「コピー前の確認が不足していた。今後は注意したい」と話している。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする