東農大学長も「預け金」…不正経理へ関与認める

東農大学長も「預け金」…不正経理へ関与認める
読売新聞 2011年8月3日(水)16時57分配信

 首都圏の複数の大学で、教授らが実験機器などの納入業者に研究費を預ける不正経理の疑惑が浮上している問題で、東京農業大(東京都世田谷区)の大澤貫寿学長が、過去の関与を大学側に認めていたことが3日、分かった。

 同大によると、大澤学長は、学長就任前の2004年度まで、研究費数百万円を都内の精密機器卸会社に預けていたという。他にも複数の研究者が関与していた疑いがあり、同大は調査委員会を設置し、調べている。

 大澤学長は大学を通じ「預け金に関わった事実は存在し、深くおわびします。過去からの慣例で行われてきており、研究室の運営上、やむを得ない行為だと認識していた」とコメントした。

 このほか、東京家政大と日本女子大でも、複数の研究者が不正経理に関与したとの指摘が学外からあり、調査委員会を設置した。

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