わいせつ事件で懲戒免、職歴隠し契約職員に採用

わいせつ事件で懲戒免、職歴隠し契約職員に採用
読売新聞 2011年8月23日(火)12時29分配信

 宮崎県綾町が、強制わいせつ事件を起こしたとして小学校教諭を懲戒免職され、有罪判決を受けて執行猶予中の50歳代の男性を期間契約職員に採用していたことがわかった。

 町は免職の事実などを隠して応募していたとして、男性との契約を今月末で打ち切る。

 

 綾町によると、男性は町のホームページを見て契約職員に応募。契約期間は今年4月5日から来年3月31日までで、農林振興課でパソコン事務などを担当していた。今月中旬、外部からの指摘で処分歴などが発覚。採用時、男性は「小学校教諭は一身上の都合で退職した」と説明していたという。

 地方公務員法では、執行猶予中の人物の採用を禁じているが、同町は「期間を限定した業務委託契約なので、同法は適用されない」としている。向井好美・町総務税政課長は「履歴書に事実と異なる記載があり、信頼関係が崩れた。このまま雇用を続けるのは好ましくないと判断した」としている。

 男性は町に対して「職探しが難しく、本当のことを書けなかった。迷惑をかけて申し訳ない」と話しているという。

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