個人情報:高松の教諭、児童88人の情報入りメモリー紛失 /香川

個人情報:高松の教諭、児童88人の情報入りメモリー紛失 /香川
毎日新聞 2011年8月25日(木)15時19分配信

 高松市教委は24日、市立新番丁小(錦町2)の4年学級担任の40代女性教諭が、成績など児童88人分の個人情報を記録したUSBメモリー3本を紛失したと発表した。悪用された報告はないという。
 市教委によると、メモリーには、今年度までの3年間に担任を務めた学級の緊急電話連絡網や児童のテスト点数、通知表の所見などを記録。家庭訪問の予定表など校務情報も記録していた。
 教諭が22日午後4時過ぎ、メモリー3本を収めた布製の筆箱を入れたバッグを自転車のかごに載せ、県社会福祉総合センター(番町1)から学校に戻ったところ、筆箱がなくなっていたという。
 昨年5月施行の「市立学校情報セキュリティ対策基準」は、メモリーへの個人情報保存自体を禁じ、校務情報を入れたメモリーはパスワード設定するように定めているが、教諭は守っていなかった。「昨年9月まで学校の机で保管していたが、自宅で作業するため持ち歩くようになった」と話しているという。【馬渕晶子】

8月25日朝刊

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