県教委:臨時講師2人、採用を無効に 無免許など /兵庫
毎日新聞 2011年8月25日(木)15時24分配信
県教委は24日、県立の特別支援学校と工業高で臨時講師をしていた男性2人が、教員免許を持っていなかったり、免許更新に必要な講習を受けていなかったと発表した。県教委は2人を今年4月にさかのぼって採用を無効にしたが、生徒の単位認定などには支障がないという。
阪神地域の特別支援学校で臨時講師をしていた男性(22)は、今春に大学を卒業。教員免許取得に必要な単位をとっていたが、教員免許状発行の申請をしていなかった。同僚に無免許状態を相談したことから発覚した。「臨時講師は免許がいらないと思った」と話しているという。
教員採用では、免許の写しか、免許発行申請が受理された証明書の提出が必要。この男性の場合、県教委が大学発行の免許取得見込み証明書で代用し、採用していた。県教委は同様の書類で他に8人の臨時講師を採用していたが、いずれも採用後に免許の写しが提出されたという。
また、東播磨地域の県立工業高で建築の授業を受け持った男性臨時講師(55)は、免許更新に必要な講習が未受講だった。【粟飯原浩】
〔神戸版〕
8月25日朝刊