学部新設虚偽申請の聖トマス大 留学生受け入れも検討 兵庫・尼崎

学部新設虚偽申請の聖トマス大 留学生受け入れも検討 兵庫・尼崎
産経新聞 2011年8月31日(水)7時55分配信

 ■“延命”へ

 尼崎市の聖トマス大が文部科学省に提出した学部新設申請書類の虚偽記載問題で、同大を運営する学校法人英知学院が30日、同大で釈明会見をした。来年度から2年間、新たな申請を認可しないとする同省の処分に伴い、学生が不在になる平成25年度以降は留学生や社会人を受け入れたり、地元住民の英語教育などに活用したりして“延命”を図る方針を示した。

 会見でスティーブン・リン理事長は「こんな事態になり、大変申し訳なく、おわび申し上げる」と陳謝したうえ、今後の大学運営をめぐっては「処分期間後に文科省と相談し、学部新設の再申請を検討する」とした。予定していた国際教養、健康科学両学部の新設に合わせて、来年度から大学名を「日本国際大」に改名する計画も当面見送る。3、4年の在学生の処遇は「卒業まで安定した教育を継続する」と約束した。

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