提訴:セクハラで解雇の長崎国際大教授、地位確認求め /長崎
毎日新聞 2011年9月8日(木)16時6分配信
長崎国際大学(佐世保市)の元男性教授(48)が3月にセクハラなどを理由に解雇されていたことが分かった。男性は解雇処分の前に、停職処分も受けており「二重処分だ」などとして、7月14日付で長崎地裁に地位確認を求めて提訴した。
同大によると、男性はバレー部の監督だった10年2月ごろ、女子部員に、メールなどを送りセクハラをしたとして、同年7月31日付で停職6カ月の処分を受けた。学内の調査に対し、男性はセクハラ行為を認め、被害女子学生にも慰謝料として100万円を払っている。
更に大学側は、3月3日付で「教員の資格に不的確」などを理由に男性を解雇処分にした。被害者とは別の学生や保護者らから復職を望まない声が上がったことや、授業内容なども考慮した上での処分という。大学の担当者は「係争中なので詳しいコメントは差し控えたい」としている。
〔長崎版〕
9月8日朝刊