横領、盗撮…宮崎で県職員2人と教諭を懲戒免職

横領、盗撮…宮崎で県職員2人と教諭を懲戒免職
2011年9月22日 19:36 スポーツニッポン

 宮崎県と県教育委員会は22日、男性職員2人と小学校の男性教諭1人を、それぞれ懲戒免職処分にしたと発表した。

 県によると、県延岡県税・総務事務所の副主幹(54)は、2006年5月から今年6月まで、業務用の切手を水増しして申請するなどして、約165万円分を横領。県日向土木事務所の主事(26)は8月、宮崎市内の書店で女性のスカートの中を盗撮したとして逮捕され、今月、罰金30万円の略式命令を受けた。

 県教委によると、同県西部の小学校の教諭(36)は、小学校で09年8月に女子児童のスカート内を盗撮したとして今年8月に逮捕され、罰金20万円の略式命令を受けた。

2月末に別の児童の保護者から「西中教諭が盗撮しているのを子供が見たと話している」と学校に連絡があり、市、県教委が本人に聴取したところ、西中容疑者はいったん容疑を否定。物的証拠がなく処分を見送っていたが、保護者らの要望もあって6月に校長が都城署に相談。捜査で、盗撮されたとみられる動画が見つかったという。西中容疑者は4月から休職中。同署は余罪を追及している。

県教委によると、西中容疑者は前任地の日南市の小学校で3年生のクラスを担任。2008年11月にクラスの児童6人が自宅を訪問したが、それから間もなくして、女児1人の保護者から「胸を触られた」と学校に連絡があったという。

 学校と市教委は聞き取り調査を実施。これに対し、西中容疑者は「肩車したり、ひざに乗せたりした時に手が当たったが触っていない」と否定したという。

 県教委は「調査の過程で、教室で女児の下着をデジタルカメラで撮影していた疑いも浮上したが、裏付けとなる物証がなかったため、処分を断念した」と説明している。

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