佐伯の当て逃げ:道交法違反などの教諭、飲酒は亡妻の法要後−−地裁支部 /大分
毎日新聞 2011年11月15日 地方版
道交法違反(酒気帯び運転など)と自動車運転過失傷害の罪に問われた佐伯市女島区、小学校教諭、曽我部尚人被告(51)の初公判が14日、大分地裁佐伯支部(横山真通裁判官)であり、被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。
検察側は冒頭陳述で「6月に亡くなった被告の妻の法要後、親類らと飲酒し、サウナに行く途中に事故を起こした」とし、事故1時間20分後の検知で呼気1リットル中約0・8ミリグラムのアルコール検出を明らかにした。不申告と当初飲酒運転を否認したことについては「職場に迷惑をかけることや自身の懲戒処分を恐れた」などと指摘した。
起訴状などによると、9月23日午後5時35分ごろ、佐伯市内で飲酒運転し、信号停止の際にオーディオの操作に気を取られ、ブレーキを踏む足を緩めて前の車に追突、運転手に全治11日のけがをさせ、逃走したとされる。【古田健治】