懲戒処分：山梨大、不適切指導の教授を減給 ／山梨
毎日新聞 2011年11月22日(火)12時37分配信
学生に適切な指導を行わず精神的苦痛を与えたとして、山梨大は２１日付で、同大大学院医学工学総合研究部の５０代の男性教授を懲戒処分（減給）とした。
同大によると、教授は０７〜０８年度、当時指導していた女子学生から受け取った修士論文の原稿を、提出期限が迫っているにもかかわらず約２週間添削指導しなかったり、日常的に「ばか、そんな計算もできないのか」などと言って精神的苦痛を与えたりしたという。学生はストレスのため精神科を受診、約１カ月間自宅療養した。
０８年末に学生から訴えがあり発覚。同大はアカデミックハラスメントに当たると認定した。同大の前田秀一郎学長は「学問の府にふさわしくない行為を教員が起こさないよう改めて注意喚起し、再発防止に努める」とのコメントを出した。【山口香織】
１１月２２日朝刊