個人情報:中学の個人名簿、教諭宅から盗難−−相馬 /福島
毎日新聞 2011年11月23日(水)12時10分配信
相馬市立向陽中学校(斎藤順至校長)は22日、男性教諭(47)の自宅から生徒の個人情報を記載した名簿が盗まれたと明らかにした。相馬署は、窃盗容疑で捜査している。
同校によると、名簿は生徒の名前と住所、電話番号、部活動、保護者の名前、職種などを記載。10、11年度分があり、重複を除き約560人分。盗まれたのは、男性教諭が市内の自宅で就寝中の19日未明。朝、名簿を入れたバッグが居間にないのに気づいた。勝手口が無施錠だった可能性もある。同署によると、周辺で似た手口の窃盗被害が起きている。
名簿は、校外への持ち出しが原則禁止されていたが、震災で生徒や家庭と連絡する業務が増え、校長は容認していたという。22日まで情報の悪用事例は確認されていない。
同校は21、22日に保護者や生徒に説明、謝罪し、注意を呼びかけた。斎藤校長は「名簿管理を徹底し、二度と起きないようにしたい」と話した。【高橋秀郎】
11月23日朝刊